スカパー東京メディアセンター(TMC)通信 Vol.19
こんにちは!この度は弊社のWebサイトをご閲覧いただきありがとうございます!
Vol.19今回のコラムは2024年度に入社した新入社員の北岡が担当いたします。
皆様いかがお過ごしでしょうか。ハロウィンも終わり本格的に寒くなってきましたね。
町にはクリスマスツリーが飾られ始め季節が変わったことを実感します。
11月上旬からクリスマスモードに入るのは、いくら何でも早すぎる気がするのは私だけでしょうか。
さて今回のスカパー東京メディアセンター通信では、番組制作設備の一つであるUTBについて書かせていただきます。
UTB。。。皆さんは何の略か分かりますでしょうか?
答えはアンタイム テイク ブース(Untime Take Booth)の略です。
アンタイムとは文字通り未確定の時間で、この制作設備の役割は野球中継のイニング間やサッカー中継の前半終了等の場面において、現地回線からコマーシャル(CM)を挟みたい場合、あらかじめCMを送出する時間は確定していないので、CMが入る時間(タイミング)を制作担当者が確定させるためのブースとなります。
その他にも、音楽ライブなどでよく見られる「開演までしばらくお待ちください」といったような、画面にお断りスーパーを出すことも出来ます。
スカパー東京メディアセンターには、今回紹介させていただく現地回線の映像音声は加工せずそのまま送出するUTBと、簡易的な映像・音声を加工(複数素材を切り替え)が行えるUTBの主に2パターンありますが、今回は映像音声を加工しないUTBについてピックアップさせていただきます。
UTBの機器としては、現地から送られてくる信号に対し、様々な視点で監視する機器が備わっております。
複数の信号を表示させる“16分割マルチモニター”、現地回線やマルチモニターの映像を切り替える“素材切替(ルーター)パネル”、現地から来た信号の詳細を確認する為の”マスターモニター““信号波形モニター“”音声モニター“、現地回線に異常がなかったかを確認する為の“同録機器“や、人間が音を聞いた時に感じる「大きさ」を測定する為の“ラウドネスメーター”、正確な時間を表示する”時計“、そして先ほど紹介した文字スーパーを送出する機器など様々な機器がこのUTBに組み込まれています。
また、中継現場とのやり取りに欠かせない電話や、放送を行うにあたりスカパー東京メディアセンターの各セクションや外部との連絡を行う”インカム“にて連絡を取り合いながら安定した放送・配信運用を行っております。
放送・配信前のUTBセッティングから終了後の撤収までUTB技術サポートメンバーが常駐し、トラブルに備えております。私も最近、UTB技術サポートメンバーへの仲間入りを果たし、日々トラブルをシミュレーションした勉強に励んでおります。
詳しい設備について知りたい方は是非、見学にいらっしゃっていただければ幸いです。
簡単ではございますが、第19回のコラムではスカパー東京メディアセンターのUTB:アンタイムテイクブースをご紹介させていただきました。詳細を知りたい方は、ご見学も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
今後も真面目なトピックから軽いトピックまで様々ご紹介させていただければと思いますのでお楽しみに!!